2011年6月1日水曜日

ソーシャルメディアのあり方について、個人的思い

ここ最近弊社の社員がチラホラとFacebookの「知り合いかも?」に出てくるようになりました。もともと比較的話題や年齢層が近い仲間内では同僚も数人登録していたのですが、最近の「知り合いかも?」には取締役や部長クラスのお方が登場してきているといった現状です。先日twitterで同一IPでの接続履歴からおすすめユーザーを表示してしまうという事件があり、私もそこから芋づる式に何人かを見つけたものでしたが、なぜかそれからここ数日で社内のtwitterユーザーも増加しているようです。そして、会社のホームページには、弊社の代表と企画部門のblogが開設されたりといった動きもあるようで、なんとも戦々恐々とした毎日になってしまいました。

なぜ戦々恐々か?私のblogやソーシャルメディアに対する考え方を書いておこうと思います。

そもそも、WEBとは誰でも見られるというのが前提にあり、仮に個人を特定できる可能性がある場合、それを意識した上で表現を記録する場所であると思います。ある意味、個人を特定されてもいいという覚悟がないのであれば、それなりの発言に留めておけというのが原則だと思っています。それでも、例えば会社で感じたどうしようもないやるせない思いをtwitterやblogに書きこむというのは、私に限らずよくあることだと思います。だから個人を特定できたとしても、それは会社の人、特に上司や役職者には極力見られたくない、誰もがそう思うはずです。それは、WEBツールをプライベートなものとして利用する場合です。
一方、ここ最近の弊社内の動きというのは、完全に業務でblog、twitter、Facebookを利用しようという考えのようです。まあ、会社のホームページでblogをやるぐらいだから当たり前だと思いますが、それでもどうも業務に適したものとは言い難い内容であると思うのです。商品や導入事例の紹介などと違い、個人の考え方を前面に押し出した形式の場合、業務に適した内容からかけ離れてしまうのは仕方ないことです。だからこそ、遊び心や実験でのblogは企業のホームページには似つかわしくないと思うのです。また、企業が企業の責任として個人に記事を書かせるのであれば、企業としてのモラルやコンプライアンスに則った検閲をすべきだと思っています。それがないと、企業が私物化され、一個人の考え方やちょっとした発言が企業の考え方であると世間に写ってしまいます。実際に会社名義のtwitterアカウントで完全なる個人の思いをツイートしている例をよく知っています。
とまあ、批判めいたことを書いてしまっていますが、弊社に関して、新しいことにチャレンジする姿勢に関しては当然評価できますし、今後の展開に期待します。ただ、願わくばそのあたりの検閲なりといった対応を取ってほしいと思うわけです。
私がやっているblogや登録しているソーシャルメディアは、業務のことは書いてもそれが属している組織の意向を反映したものではありません。当然です。私にとっては完全に切り離された世界であるということです。企画系部署の同僚からコンテンツを増やしたいからとblogの執筆を依頼されていますが断っています。私はあくまで業務とは関係ない場面で個人としての意見を個人の責任で記録していきたいという思いがあるのです。


というわけで、何が言いたかったかというと「フォローしないでください」


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6月ですね。5月も個人的には色々なできることに挑戦しましたが、仕事に関しては若干沈滞ムードです。四半期の終わりなので、結果を残す月にしたいですね。浮上のきっかけにしたいです。

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