2011年5月22日日曜日

【映画】阪急電車 片道15分の奇跡

阪急電車 片道15分の奇跡
いい意味で毒にも薬にもならない映画。ものすごい悪人が出てくるわけでもなく、とんでもない事件も起こらない。実際に存在する路線で、今日も本当に起こっていそうな出来事を淡々と、しかし印象深く綴った作品。人はそれぞれ死にたいほどではないが、やりきれない思いを抱えながら毎日を生きている。それは子供だろうが、年寄りだろうが変わらない。でも、いつもと同じ電車の中で、ちょっとだけ角度を変えてみると実はそこにはとても素敵な風景や人の優しさがあるのかも知れない。
上映後、館内は不思議な柔らかい雰囲気に包まれていました。隣に座っていた人に対して思いやりが生まれたような、不思議な感覚。久々に映画館で映画を見ましたが、やっぱりこういう邦画が一番いいですね。

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