2011年5月21日土曜日

アディダスの女性店員の話とWEBモラルについて

こんな事件(?)を目にしました。
「ビッチを具現化した沢尻劣化版の女連れてきたよw」 アディダス女性店員がサッカー選手をTwitterで中傷し大炎上
わざわざ2ちゃんねるをリンクしたのは、炎上の実態がよくわかるからです。この事件に対して、当のアディダス ジャパンはHPに謝罪文を掲載しました。この女性店員はもうお店にもアディダスにも戻らないでしょうし、このせいでアディダス自体もしばらくは影響が続くと思います。
この女性に対して憐れむ人なんてほとんどいないと思いますが、私はなんだかとても気の毒に思います。今後どうして過ごしていくのか想いを馳せると、きっと肩身の狭い思いで色々なことに怯えながら生きていくんだと思います。せめて彼女の家族や友人は、彼女の味方になってあげてほしいです。彼女はその優しさに感謝しながら真面目に社会復帰してほしいです。


WEBモラルの問題はもう10数年前から痛いほど語られています。将来のあった多くの若者が、WEB上での軽率な行動で将来を棒に振っています。それは時に犯罪として扱われることもありますが、物理的には誰も傷つけません。でも、大きく報道されたり、今回のようにWEB上で「炎上」してしまうことも多く、結果としての影響は本人やその家族にとって計り知れないものになります。ここでソーシャルネットワークの台頭やら、それによる軽率な行動の増加について書くつもりはありませんが、WEB上に文章を書くときは常に考えたいものです。
  • ネット上の文章はいつまでも残る
  • ネット上の文章は、感情が正確に伝わりにくい
  • 個人を特定する情報と批判は、いろいろ覚悟しなさい
ここ最近は軽いノリでどんどん文章を残していけるネットワークツールが当たり前の世の中になってきました。特にこの事件でも脚光を浴びているtwitterは、その発言が誰でも閲覧できるソーシャルネットワークです。個人の特定も、何かのつながりがあれば比較的簡単にできてしまいます。つぶやきツールなので、なんでも残していい錯覚に陥りがちですが、残ってしまう文章に対する気遣いぐらいはするべきでしょう。その2、3言のつぶやきが一人歩きしてとんでもない結果になるかもしれません。ちなみに、私は書いてしまったあとでざくざく消すことがわりと多いです。反省です。
私自身もネット上で批判されているのを意図せず見つけたこともありました。書いた本人は笑いながら冗談半分で書いていたのかも知れませんが、なんだか鋭利な刃物で突き刺されたような感覚になったものです。


私は、個人的テーマとして、WEBモラルということを考え続けなければいけない立場であると自負しています。細く長く考えていきますが、まずは自らのWEB行動規範を確立することからですね。自戒の意味も込めて。

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